今日から通常業務。

担当する仕事は、モニタリング観測である、モニタリング観測というのは、学術研究に不可欠な科学観測データを継続的に取得することを目的とする観測であり、その中で国立極地研究所が定常的に担当する基本観測のことである。具体的には、『昭和基地での地球物理学的な長期モニタリング観測を行なうため、観測機器の運用・保守を行う』のである。このうち、気水圏分野を担当する。気水圏とは、極地研のHPによれば、極域の大気圏(対流圏、成層圏)雪氷圏海洋圏であり、研究分野としては、大気科学、気象学、雪氷学、海氷・海洋、古気候学が含まれる(詳しくは公募の案内とか気水圏研究グループとか)。仕事の具体的な概要は、公募のページを引用すると、以下の通りとなる。

  • 温室効果気体
    大気中の温室効果気体のバックグランド状態を監視し、それらの放出源・吸収源強度の変動や南極域への物質輸送過程を明らかにするために、昭和基地において、CO2、CH4、COなど温室効果気体とその関連気体の連続観測を行う。
  • 雲エアロゾル地上リモートセンシング観測
    昭和基地において、スカイラジオメータ、マイクロパルスライダー及び全天雲カメラによる雲・エアロゾルの光学・物理特性に関するリモートセンシング観測を継続実施する。
  • エアロゾルの粒径分布の観測
    人為汚染の最も少ない地域において、大気環境および雲の気候影響の変化に関係する粒径別のエアロゾル数の経年変化を光学式粒子カウンターおよび凝縮粒子カウンターによって観測する。
  • 南極氷床の質量収支モニタリング
    内陸旅行時のルート沿いに設置された雪尺、雪尺網の測定を行う。また、昭和基地―大陸間ルートの設定と維持の際に海氷厚を測定する。

そして、半日ほどかけて、温室効果気体の測定のための、概要説明(国内での準備・訓練、南極での仕事の概要)を受け、その後、測定機器や機材・資材など外観を確認した。

来週からいよいよ訓練開始である。