いよいよ分析室にて、気水圏モニタリング観測の訓練である。

今日は標準ガスの検定。まだまだ、ガス分析は専門外なので、今日のおさらいとして整理すると、

標準ガス : ガス成分の濃度が既知である「ガス濃度の基準」。観測で採取した未知濃度のガスの濃度を測る際に、既知濃度の標準ガスと比較測定して、濃度を求めるのに使うというもの。

検量線 : 分析機器には器差があるので、そのクセを知るために、標準ガスを分析機器に導入して測定し、得られた応答と標準ガスの成分濃度との関係を求める。これを検量線という。そして、未知濃度の試料ガスを分析機器に導入して応答を得て、これを検量線と比較することによって、試料ガスの成分濃度が求まるというもの。

標準ガス検定 : 南極には標準ガスを持っていく。それと分析機器は定期的な検定が必要なので、南極にある分析機器を交換しないとならない。つまり、南極では新しい分析機器と標準ガスが使用される。これをこれまでに利用されてきた標準ガスと関係を持たせないと、これまでのデータと比較できないものとなってしまう。そこで、現在、極地研で使用されている標準ガス(これを使って、様々な試料を分析している)と、南極へ持っていく標準ガスとの関係を求めておくことが必要となる。こうすれば、脈々と受け継がれてきた観測データを同じ品質のものとして扱うことができるようになる。これが標準ガス検定の意義である(らしい)。

使用した分析機器は、ガスクロマトグラフ+FID検出器。これについては、後日書くことにする。

それと、J57と書いたボンベのキャップが置いてあった。こいつらと南極へ行くんですね。

ボンベのキャップ
ボンベのキャップ