9月3日の未明.気温は−20℃,風が弱く,しんしんと雪が降る.

見慣れない形の結晶だったので顕微鏡を出して写真を撮ることにした.時々,六角形の氷晶が見られるものの,一般的にイメージされる六花の雪結晶は見当たらない.

「雪の結晶図鑑」(菊池・梶川)と照らし合わせてみると,−25℃以下で見られるような雪結晶ばかり.地上気温は条件より暖かいけれど,この日は上空900mで−25℃以下だった.

いわゆるふつうにイメージする雪結晶は単結晶で,ざっくばらんに言うとひとつの氷からできている.でも,この日に見た結晶は多結晶で,色んな方向に色んな形に結晶が成長している.

本を見て分類名を付けようとしたものの,小分類までは自信がなかったので,とりあえず大分類まで.

御幣状結晶を初めて見たので,ちょっと幸せ.

 

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御幣状結晶.左側に伸びた尖った部分が神社などでみられる御幣に似ていることから名付けられたもの.右側(御幣の根本)は色々な結晶が成長している.

 

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付着併合結晶群(たぶん).下方へ砲弾結晶,上方へ交差角板状結晶が成長している.

 

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角柱状結晶群(右下の結晶).角柱から角柱がきのこのように生え始めている.角柱に成りかけで,ラッパ状にみえる.後ろ側にやや青みがかっている部分は角柱のよう.