晴天は続く.そんな中でも冷え込んで未明に-20℃を下回った朝.昭和基地から北の氷平線に蜃気楼が現れる.

上位蜃気楼と呼ばれる蜃気楼.上に伸びて見える.理屈上では反転している.それとは別に,逃げ水は下位蜃気楼として分類される.

晴れると放射冷却が起こって,地表面や海氷面が冷える.そうすると,上空の方が相対的に暖かくなる.温度が違うということは,空気の密度が違うということ.密度が違うということは,光の進路が曲げられるということ.そのため下にあるものが反転して上の方に見える.下にあるものはそのまま下に見える.2つの像が重なって,伸びたように見える.そんな感じ.

実際は,地形の凹凸があったり,距離があったりするし,気温も地形によって分布が変わるだろうし,景色がそのまま反転して見えることなんてない.だから見ていて面白いのかも.

でも遠くにしか見えないのが残念.

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上位蜃気楼を望遠レンズを使って撮影.